WordPress案件を請け負う制作会社からみる Shifter の魅力

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またしても一年ぶりの投稿になってしまっているこの記事は Shifter Advent Calendar 2019 の14日目の内容です。

WordPressの案件相談をいくつか受けていると、「WordPressは静的に書き出せますか?」という相談がでてきます。WordPressなのに静的?とハテナになる人もいるかもしれませんが、静的に作る方法はいくつかあります。

結論を先にかいておくと、このエントリーでは、WordPressを静的に利用したいときに最適なのは「Shifter」です!

Shifter – Serverless Static WordPress ホスティングサービス「Shifter」

そもそも Shifter って何?

書いていく前に、私のこの記事を見ている方の中でも Shifter を知らない方もいるので、簡易にかいてしまうと、サーバーレスで静的HTMLにしたページを作れるWordPressのホスティングサービスです。

Shifter Advent Calendar 2019</a の1日目で 『はじめてのShifter』というエントリーを、何かを失うことに定評のあるアカツカさんが上げていましたので、ぜひそちらを読んでください。

Shifter Advent Calendar 1日目、はじめてのShifter

この記事中で Shifter の紹介を

WordPressとスタティックサイトジェネレーターを提供するSaaSサービスです。

引用元:Shifter Advent Calendar 1日目、はじめてのShifter

としていました。紹介されている通りで、WordPressの管理画面で記事をかけるのですが、表示されるのは静的なHTMLになります。

Shifter は WordPress に特化した静的サイトジェネレーター!

WordPressを使わずに静的サイトを制作してサーバーにアップロードするということでも良いのですが、クライアントが直接テキストの差し替えなど編集したいなどの要件がつくこともあるはずです。その場合に直接HTMLを変更してFTPでアップロードというフローを取るよりも、WordPressのエディタでページが用意されていたら、WordPress上で変更できるほうが、クライアントにとっても更新の敷居はかなり下げることができます。

そのため、WordPressでかつ静的に出力ができる環境が持てる Shifter はWordPress に特化した静的サイトジェネレーターとしてとても便利なサービスなのです!

なぜ静的サイトが良いのか?

案件の相談にも「静的に出力したい」と出てくるように、なぜ静的サイトでの出力が良いか?

その疑問の理由としてあげられるのは「セキュリティリスクの回避」と「表示速度(高速化)」です。相談してくる方も、このどちらかの理由か、もしくはどちらもの理由も気にしているために、静的書き出しが可能かどうかを相談してきているのです。

静的に出力していたらセキュリティリスクがないというわけではないのですが、書いたコードがセキュリティ的に問題のある状態になってしまっているリスクは最低限回避できますし、管理画面のアクセスが不要なときは管理画面を落としす仕組みのため、管理画面にアクセスされてパスワードが破られて起こるリスクも回避できます。

ウェブサイトの提案・設計や構築のほうが得意なウェブ屋にとって、セキュリティの知識や対策がしっかりされているわけではない会社も多々あるため、そのような会社こそWordPressを通常のサーバー上やVPSやクラウド環境で利用するよりも、Shifterを利用することでセキュリティの対策が取れないことでのリスクは減らすことが可能になります。

サーバーのメンテナンスという面倒からの開放!?

セキュリティリスクの話を出しましたが、WordPressサイトを運用する場合、WordPress本体もサーバーのPHPなどのミドルウェアもどちらもアップデートし続ける必要があります。しかし、どちらもアップデートし続けるのは正直なところ大変面倒です。

WordPress本体は自動アップデートする機能もあるのですが、中には自動アップデート機能を切ってしまったり、アップデートの通知も出ないようにしたりする制作会社も少なくないです。HAMWORKSに引き継いだ案件もいくつかありますが、その多くはアップデートをしないまま運用しているというサイトが多くありました。

WordPressを古いバージョンのままにしてしまうことは、セキュリティ的に問題のあるままにしてしまっている状態とも言えます。

WordPressだけでなく、ミドルウェアを古い状態のままにしてしまうことも、同じようにセキュリティ的な問題が起きる場合もありますし、いずれWordPressの推奨環境でなくなる可能性もでてくるはずです。

サーバーのお守りは極力したくない

そのようなWordPressとサーバーのアップデートなど「面倒な作業」はできる限りしたくないというのが本音です。しかし、セキュリティーのリスクを考えた時に、アップデートは続けていく必要があります。

その面倒な作業も、Shifterでは考えなくとも良くなるというのが、個人的にはものすごく重要なことだと思います。

だって、サーバーもWordPress本体も、できることならお守りは極力したくないじゃないですか?

それとも皆さんはサーバーのお守りもWordPressのお守りも、どちらもしっかりとできていますか?

すぐに「できている」と回答できない人は、絶対にShifterを利用するほうが良いです!!!

まとめ

タイトルに挙げたように、WordPress案件を請け負う会社からみた Shifter の魅力として、 静的サイトとして利用ができる ということと、 サーバーのお守りをしなくとも良くなる (セキュリティリスクの回避)という2点を主な理由として挙げさせてもらいました。

個人的にその理由の2つのなかでも、サーバーのメンテナンスをしなくともよくなるというのがとても大きな意味を持ってきています。メンテナンスを全然気にしなくて良いなんてなんて素敵な!!!

中には、アップデートをすることで画面が真っ白にとか表示が崩れるなどの心配をされるかたもいるとおもいます。もちろん私もその心配がないわけではないですが、だからといってリスクのある状態を晒したままにするのは問題です。問題のあるままにするよりは、アップデートをし続けるのが当然ではないでしょうか?しかしそれを追従しつづけるのも大変なことなので、大変なことを気にしなくても良くなるという Shifter は大変ありがたいなと想います。

WordPressでサイトやブログメディアを運用されている方はぜひ Shifter の利用を!

そして Shifter への切り替えを考えているという方は、ぜひHAMWORKSへご相談ください。