WordCamp Tokyo 2014 参加レポート

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2014年10月11日に東京で開催された WordCamp Tokyo 2014 に参加してきました。

WordCamp Tokyo 2014

2年ぶりになる WordCamp Tokyo、色々と熱い話が聞けたり、たくさんの人と交流ができたり、とてもとても充実した日になりました。

ステージセッション後の座談会やワールドカフェにも参加したのですが、その場でいろいろな質問と回答がでたのですが、モニターなどがない状況だったため、どのサイドだろう?その単語は何をさせいているのだろう?というのがいろいろ出てきていて、補足あるといいなーと思う部分が多々あったので、それらも含めて、時間がたっていろいろと忘れる前に参加レポートとしてまとめておこうと思います。

当日のつぶやきまとめ

Twitter を使う人が減っているかなーとかちょっと思っていたのですが、比較的多くTweetがあったのではないかとみています。早速まとめを作成されていた方がいたので、リンクさせていただきます。

WordCamp Tokyo 2014 これからの WordPress の話をしよう #wctokyo - Togetterまとめ

参加1:WordCamp の楽しみ方

WordCamp の楽しみ方

実行委員長3名が、今回の見所についてなどの紹介をしていました。

参加2:習得レベル別に考える これからの勉強法と勉強会

習得レベル別に考える これからの勉強法と勉強会

北村さんと星野さん、それに羽野さんの3人のディスカッション形式の内容でした。

それぞれの自己紹介を交えた、どう勉強してきたかという内容でした。

ちょっとだけ内容のピックアップをすると、羽野さんは、Webデザイナー1年目だけど、勉強会に参加してからの変わっていく様子をお話していました。勉強会の参加をきっかけに、 共著ブログ を書くようになっての、他の人が書くことで自分の知らないことを学べる機会と・それによる刺激になったり、そして自分も書くことでも勉強になるという内容でした。

北村さんも星野さんも、コミュティに積極的に関わっていくことで、 WordPress にも詳しくなっていくし、それだけじゃなく、 WordPressは もちろん、ほか分野にも係る色々な人の話を聞いたりできるようになることもあって、様々なことに詳しくなって行ける!というようなお話でした。

と、勉強法についてはいろいろと頭に入ってきたのですが、これからの勉強会としてはどうしていく!というのが明確に意見が出ていたかどうかという記憶が…

個人的まとめ

星野さんも言っていましたが、技術を上達するためのいい方法は、アウトプットをすることなんだと思います。個人のブログや、羽野さんの共著ブログもそうですし、書くことだけでなくて、北村さんのように勉強会の開催などなどもアウトプットになるものなので、積極的に勉強しことや考えたことなどは、どこか他の人の目に触れるところに出していくのが、技術上達の最善の方法なのだと思います。

外に向けて書くことで、フィードバックをもらったりやつながりができること、コミュニティに参加した時の自己紹介の覚えてもらうきっかけにもなるものなので、外にだしていって損はないと思います。

WP-E(仮)Web Professional Education

参加3:習得レベル別に考える これからの勉強法と勉強会の座談会

引き続き北村さん、星野さん、羽野さんとで座談会が開催されていたのでそこに参加をしました。

時間の都合で途中で抜けたのですが、勉強法というよりは制作についての質問展開がされていました。

制作で利用しているエディタは?

最初に出たのが、構築時に使っているエディタは?という質問が出ていました。

星野さんは NetBeans を使っているとの事だったのですが、その場に集まった人たちで知っているのはほとんど居なかった様子で、知っている人もいないので、使っているのもレアな様子でした。羽野さんが Sublime Text と、北村さんが Coda とのこと。

Sublime Text は無料で使っていますか?という質問も出て、無料でもひたすらアラートを気にせずに使い続けるという話もでたのですが、そんな人のために Atom というのもあるよというのを、自分もしゃしゃり出て出してみました。細々なところ Sublime との違いはあるものの、ほとんど同じように使えたりするので、Sublime の支払いがきになる人はこちらの利用を検討してみるのが良いと思います。

あと他には Adobe の Brackets を使うというのもひとつだと思いますというのが最後にちらっとでたり。

NetBeans (日本語サイト)

Sublime Text

Coda 2

Atom

Brackets

制作効率化の環境は?

質問の内容は覚えていないのですが、次に制作の環境?効率化?についての話が出ていました。主にタスクランナーの話だったようで、北村さんが Grunt: The JavaScript Task Runner を、 羽野さんが gulp を利用しているという内容でした。

星野さんは特に何も利用していないようで、何が便利なの?というようなという質問をだしていましたが、livereload が便利で保存するだけでブラウザの表示が最新になってくれるというところを、北村さんがデモしていました。それでも星野さんは F5 でいいんじゃないのという意見をしていました。

Grunt: The JavaScript Task Runner

gulp.js - the streaming build system

補足

以前、札幌の某モズ氏から同様の質問がでで、なぜタスクランナーが必要なのかを改めて考えて説明をしたのですが、以下のような回答をしていました。

製作時に、HTML・CSS・JavaScriptファイルを扱ったりしているのですが、その際にそれぞれのファイルの 文法チェック コンパイル 整形 ファイル統合 圧縮 ブラウザで表示チェック などを、制作のどこかのタイミングで行ったりしているのですが、手動で行うというのは実は面倒です。それに、それらが自動化できると制作の効率があがり、制作時間の短縮にもつながります。

そこで利用するのが、 Grunt: The JavaScript Task Runnergulp などのタスクランナーです。タスクランナーを利用すると、保存のたびに自動でそれらのタスクを行ってくれるようにもできますし、 ローカルサーバーをタスクランナー側で用意するということも可能になったりします。

タスクランナーについてはいつか、自分のまとめもかねて、別エントリーで書いてみようかと思います。

製作時のサーバー周り

もう一つ話題に出たのが、 WordPress の表示確認をどう用意しているのか?(作成時のサーバー周りをどう用意しているのか?)でした。

星野さんは、直接本番サーバーにアップしてチェックしているとの回答。これまでにそれで問題になったケースはないとのことです。そして羽野さんは Vagrant、北村さんは MAMP で利用しているとのこと。

Vagrant

MAMP & MAMP PRO

補足

羽野さんの Vagrant を利用しているとの回答の際に、何がメリットか?というところはよく理解出来ていない様子な回答でした。

Vagrant を使うメリットとしては、本番サーバーに合わせた環境構築が可能な点にあると個人的には思っています。サーバーによっては、使っているOS、利用しているツールやその場所にバージョンなどが様々です。そのサーバー環境に合わせてつくらないと、作った後で動かない、エラーになるということが起きる原因になったりします。例えば WordPress に関わる点としては PHP のバージョンでしょうか。

Vagrant を利用することで、その本番に合わせた環境の用意が可能なのは魅力なのと、その環境用意を自動化してくれるツールもあるため、それも共有することで他の人のローカルでも同じ環境を用意できたりします。

それと、北村さんの MAMP のお話の際に、中身を案件ごとに変更して使っているというお話でしたが、自分は apache のバーチャルホストを数行追加して、 Mac 内のプロジェクトフォルダの該当ディレクトリを MAMP の中に入れずともブラウザで表示できるようにしています。

以前書いたエントリーですが、以下参考にしてみてください。

MAMPを使ってMacのローカルで複数サイトのバーチャルホストを設定する方法 | THE HAM MEDIA BLOG

MAMPを使ってローカルで複数サイトのバーチャルホストを設定&イントラ環境や仮想環境からもそのサイトを確認する設定方法 | THE HAM MEDIA BLOG

参加3:WordPress カルタ

カルタをやっているところを見に行ったところ、入れーコールを受けて1回やってみることに。

テンプレートタグに限定されずに有名なプラグインなども様々入ったカルタでした。

他の技術系のカルタでも感じたことなのですが、横文字のカルタはどうも、場所の把握(記憶)が難しいw

ですが、WordPress のカルタもかなり楽しく、しかも勉強しながらできるのはとても楽しいなと、やっていて思いました。

参加4:ランチLT発表 & 座談会

ランチLT 登壇者紹介

お昼からは、ランチLTに登壇させていただきました。今年は普通に参加をする側のみだけを当初考えていたのですが、ランチLTの募集をみて、思わず申し込んでしまったという。

当日は怒涛の勢いでスライドを進めてしまったので、なんのことを話していたのだろう・・・という状態だったのだろうなと反省です。

座談会

座談会の内容の大部分は REST API についてでした。

JSON REST API (WP API)

他にも様々な方が利用方法などについてのエントリーを書いていますが、ここではLTでも発表していた菱川さんのエントリーも掲載させていただきます。

WordPress JSON REST API に OAuth でログインしてみた | notnil creation weblog

その他 WordPress をどのように利用しているのかなどの話などなど。

・・・座談会にもやはりモニターとかアレば便利だなと、午前中に引き続き感じました。

参加5:スポンサーブースでの書籍ができるまで

その後、プライムさんのブースに伺ったところ、書籍ができるまでのプチセミナーが!

参加6:みんなどうやってる?の部屋(ワールドカフェ)

みんなどうやってる?の部屋A

アンカンファレンスの方にも参加しようと思い、会議室へ行くと、ワールドカフェという形式で、みんなのお悩みを話してしまいましょう的なコーナーに。

自分がすわったテーブルは、最初は「WordPress 困ったらどうする?」で、その後は「モバイル対応どうしてる?(正式名を忘れてしまった><)」

短い時間だったために、意外と話足りなかったのですが、モバイル対応のほうはチューターの上原さんが怒涛の勢いで意見を聞いて話を進めていっていただけたお陰で、最終的なまとめまで行けたのではないかと、発表が予想以上に深かった(笑)。

ちなみに、モバイル〜についてのおおよその話は、既存サイトをモバイル対応するかどうかと、新規サイトのモバイル対応するときについての2方面からのアプローチで話が進み、レスポンシブ対応か専用対応で進めるかや、金額的には?などからの話の展開まで進めて、かなり皆さんの意見が聞けたと思います。

参加7:WordPressビギナーからのステップアップ術

WordPressの真髄を探る!WordPressビギナーからのステップアップ術

まるっと聞いていたわけではなくて、部分部分を聞いた感じですが、結構自分にとっては有益なところが拾えたかなと。

以下メモ程度に

拾っていた項目をすべてまとめたら、メモ項目は多かったのに、まとめたら意外とシンプルに3つだけだった。

デバッグ周りをそれほど気にして作ったことがなかったのですが、便利ツールも聞けたことなので、自分でもそれらを試してみたいと思います。

当日を振り返って

長々と参加レポートを書いてしまいました(主に午前の内容、自分の補足なんて書くから・・・)。

今回イベントに参加して当日を振り返ってみると、想像以上に全体的にとても充実したイベントだったなと思うばかりです。他の参加者の皆さんも、スタッフの皆さんも、いろいろとお疲れ様でした。

やはり、このような大きなイベントを通して、いろいろな視点で様々な内容の話が聞けたり意見交換できたりするというのはとてもいいですね。

また来年以降も、参加できるイベントには全国様々参加しに行ってみようと思います。

その際に私にお会いした場合は、やはり、気軽に声をかけてください。

「あ、(´ ºムº `)の人だ!」

と。

ちなみに今回、(´ ºムº `)の人だ!と言ってくださったのは、まがりん含めて2名でした(笑)むしろまがりんの他に1名たのには、何気に感激しましたw

以上、今回の参加レポートでした。

様々なブログ・記事の参加レポート・まとめなどなど

講演資料まとめ

参加レポート(随時更新)

当日のつぶやきまとめ

イベント概要