先日の9月21日、札幌で Director’s Night というイベントが開催されました。主催は SaCSSでもお世話になっている @mori_ko と @komomoaichi のお二人。タイトルの通りディレクターのお仕事についてのセミナーです。
札幌では、デザイナーなどのフロント技術者向けの勉強会はSaCSSやWEB-DSM(@MarlboroLand主催によるデザイン勉強会)などがありますが、ディレクター向けの勉強会はめったにないので(数年前に行われていたウェブコンが近い感じでしたが)参加した皆さんのいい刺激になっていた様子です。
- 当日のつぶやきまとめ:
- Director's Night まとめ - Togetter
参加しての感想
当日の様子や内容は主催の開催レポートを読んでもらうとして、ここでは自分のざっくりとした感想のみにとどめておきます。
今回3名の講師の方のお話を聞き、結局のところディレクション業務に正解はないというのが統一意見として述べられていました。クライアントや担当の人が違えば必要になる作業もそれぞれ違ってきますからね。
それでもこれだけはしっかり調整役としてやってもらいたいとおもったのが、スケジュールについて。もちろん必要な要件をまとめたり雑務などなども大切なのですが、スケジュールの調整ができないと案件は崩壊というか、炎上してしまいますし。炎上しないための対策?として、どうしてもこの日までに仕上げなければならないのに時間がない!という時は作業者に睡眠時間を削ってもらってでもやってもらうというようなことでした。
※[2013/10/11:追記]@komomoaichiより指摘あったので若干追記、指摘内容は下記
これは、西山さんのトークセッションの回答だと思うけど、ちょっと違う印象。
スケジュールはできるかぎりスタッフと話し合って調整する。でも、スタッフ自身が見誤る場合もあるし、ディレクターに隠す場合もあるし、見抜けない時もある。そういう時は、スタッフにスケジュールをなるべく正確に見積もれるようにならないと自分に返ってくる事をわからせる為にも、今回は無理をさせてでもやらせる・・という意味に私は受け取りました。
概ね同意で、自分の内容にかけてました。ありがとうございます。どちらかといえば僕の書いたことは総括として。特に岩崎さんの内容が大きいんですが、明日までに必要な時に朝にはデータがあったという話を聞いて、やらねばならないときは誰かが・・・と印象を持ったこともあってでした。いずれにせよスタッフに負があるときという前提が抜けていたので補足で記載しておきます。でもディレクターに負があってもやらねばならぬ時が出てきた場合、作業者がやらなきゃいけないという状況また然りであって・・・これも書き漏れですが、そういう時も作業者に頭を下げつつ頑張ってもらう状況になると。でもディレクターの負を作業者がカバーという状況を普通と考えずに、むしろ頑張ってもらったことがイレギュラーくらいの気持ちでこの先改善していかないと・・・ってことで下に続いたりしています。追記はここまで。
僕自身も、お客さんの都合やどうしてもやりきらなければならないことがあるという事態の場合は、時間の短い中に詰め込まれてしまうのも仕方ないと考えている一人です。しかし、それを基本的にアテにしたり、もしくは当たり前のようにするのだけは絶対にして欲しくないですし、するべきではないというのも共通の意見でした。技術者は体が資本ですからね、体壊してしまっては何も意味がないですし、無理に頑張ったところでどれだけハッピーになれるか・・・
あと細かいところとして、納期や日付のやりとりについてが印象に。Twitterでもつぶやいたこととして
出し・戻しのタイミング・・・例えば20日(金)にデザイン完了予定。どうスケジュール組む?20日(金)の18時まで・・・深夜0時まで、21日朝イチ、土日は休みだろうから23日(月)の朝イチ・・・何が正しいか ⇒ 20日(金) #dn_sapporo
— ハム (@h2ham) September 21, 2013
xx日までやってくださいと言われた時に、その日のいつまでに出すのかなど、日付のやりとりは問題になりやすいので、案件ごと・プロジェクトごとに共通の認識を持たせてすすめるか、時間も記載しながらすすめると、やりとりをする双方にとっても、あれ?どうなっているの?というのが少なくなるのではないかと。
・・・日付については、案件などでスタートxx日ですって言われてもその日になってようやく「やっぱりxx日にずれます」なんて言われたりも・・・そのような可能性もあるのであれば予めディレクターは把握をして連絡しておくようにするのが、制作担当の顰蹙を減らせるのでハッピーかと。翌日まで連絡ないとか、当日にいきなり連絡よりも事前のほうがスケジュールの組み立て直しもしやすいですからね。あと何より、気持ち的にも。
と、ざっくりとした感想と愚痴!?はここまで。
Director's Night を開催しての反応はかなり良かったので、ぜひまた次回を開催してもらいたいものです。無理ならSaCSSもお手伝いしますよー。と
余談
ものすごい余談ですが、このイベント開催にあたって会場は抑えられたのだけど、プロジェクターが借りれなかった!という@mori_koの連絡をうけ、すぐにぽちっと購入してしまった自分。当日のプロジェクターは私がもっていきました。
SaCSSでも使うから買おうかなーと思っていたこともあっての話だったので、スペックと値段をみて手頃なのがあったので思い切ってぽちっと。
今後もこのプロジェクターには活躍してもらいます!
ここ以外の参加レポート
- Director’s Night開催レポート | Cat Speak
- Director's Night SAPPORO | Culture Centered Design blog
- Director’s Nightに行ってきました。 | HB_sai blog
- OSC2013 Hokkaido と Director's Nightに参加しました。 - ジャクスタポジション・スタッフブログ
- イベント概要:
- Director's Night | PeaTiX